あけび掲載(平成二十七年七月号)
まどろみの楽しき時は永遠に許されざるや足の燃ゆれば
不随意の筋緊張に頸椎も潰れて髄を損傷すとふ
めらめらと首ゆ下しも燃えてをりただ薬の名呼び続けたり
足熱し身体も熱し痛し苦しかく叫びゐて今日も明けゆく
損傷の髄に発する痛みなればこれこそまさに灼熱地獄
神経の断末魔なる悲鳴にや燃ゆる痛みは耐へがたきかな
目覚むればにはかに感電せるがごと激しき痛みの襲ひ来りぬ
感電をし続くるがに絶え間なき痺るる痛みに一日耐へぬ
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