あけび掲載(平成二十九年十一月号)
岩地とふ我が好みたる浜のあり山に囲まれ波静かなり
海中に入れば不思議や出でざりし右足前に軽く運べり
胸ほどの深さを選び弧を描く汀に沿ひて歩を進めたり
岩地の江再び見たるこの旅を共に来たりし皆に感謝す
鏡なす入江の向かひにそそり立つ裸の岩肌目に焼きつけぬ
我死なば好めるこの江に散骨を望みたしとぞふと思ひたり
水を出ですぐ車にて近くなる海辺の湯をばいつも目指せり
入りし時熱きこの湯も冷えし身を温むるには最上なりき
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