友に贈られし朝顔  〜あけび掲載 (平成十六年二月号)

入谷なる朝顔市より届きたる鉢を置きたりわが枕辺に/わが暮らすベッドの脇に窓のありその柵内に花を置きたり/朝(あした)には可憐な花をつけてをりその色合ひにわれ安らぎぬ/絡まりて蔓と葉繁る朝顔はさながらわれを励ますがごと/われよりも先づ朝顔に水与ふきみありてこそ窓に咲く花/金木犀匂はずなるも朝顔は朝な朝なをなほも咲きつぐ/わが窓に絡まる蔓の残り葉は日ごといろづき趣添ふる/三日ほど枯葉のみなる朝顔に今朝一輪のちさき花つく