イラク侵攻

奢れる者久しからずと叫びたしされど戦場の命や如何に/初めより無謀の戦にあらざるや死者の数のみ日ごと増しゆく/遠き国の独裁政権倒すとて汝は神とや錯覚をせる/外つ国の独裁者をば倒すとも残せるはただ混乱ばかり/大義なき戦にあるをかり出され死せる兵士の魂よ何処へ


侵攻にそも大義などありたるや互ひの憎しみのみぞ増せるを/たまさかに大統領となりし君あまたのいのち弄ぶなかれ/その時の思ひつきにてあまたなる人の命の弄ばるる/イラクなる民のくらしをわれ知らず報道もなくただ恥ぢ入りぬ/誤れる侵攻なるを支持したる「平和の国」の悲しき首相